指導

バスケの練習メニューが毎回同じで惰性で練習させてませんか?

目次

バスケットボールの指導で、日々の練習メニューをどうやって決めておられますか?

  • 指導カテゴリ(ミニ・中学・高校・大学・社会人等々)
  • スケジュール(年間・月間・週間・日)
  • 伸ばしたい能力・技術
  • チームとしての約束事の浸透
  • プレイヤーのレベルに合わせて
  • 出来ないことの克服
  • 出来ることのステップアップ

等々、いろいろな観点で練習メニューを決めておられると思います。
それと昔と違い、今は練習の日と時間の確保が難しく、練習量が昔より減っています。

練習時間が短いから、うまくならない・勝てない・・・そんな言い訳してませんか?
練習時間が長くなったからといって、練習量が増えるから多少うまくなりますが、根本的な解決になってません。
怪我のリスクも増えますし、身体のケアももっと大事になります。

だからこそ、練習メニューの組み立て方・フォーカスの当て方・指導の仕方に工夫が必要なのです!!

毎回固定の練習メニューありませんか?

ランニングして、ストレッチして、レイアップして・・・みたいな、毎回やる固定の練習メニューはありませんか?

私も、現役時代はしてましたし、コーチ時代もさせてます。
毎回固定練習メニューが悪いとは言いません。

毎回固定練習メニューによって、練習が惰性になってないか?

そこが一番大事な事だと思います。
惰性にならないための工夫はしてますか?

そのヒントをお伝えします

練習の意図を伝えてますか?

例えば、毎回レイアップシュートの練習をしているとします。

はじめてプレイヤーに指導するときは、この練習内容がどういうモノで、どこを注意して練習していかないといけないかを段階を踏んで指導されていると思います。

ある程度のレベルまでいくと、「レイアップ」と練習メニューだけ伝えてプレイヤーまかせで練習させたりしてると思います。

その時に、今日は「このポイント」を意識して練習しようとか伝えてますか?

そもそも、そのポイントを伝えるためにコーチが練習分解出来てますか?

コーチがざっくり伝えると、プレイヤーはもっとざっくりとしか受け取れません
だから、この練習がなんのためにあるのか?考えることも出来ず惰性で練習してしますのです

プレイヤーがうまくならない理由は、コーチの指導の考え方やあり方にあります!!

練習を分解する

練習を分解する練習をしてみます。
例えば「レイアップシュート」の練習を分解してみます

  • ボールなしでステップのみ
  • ボールなしでレイアップシュートまで
  • ボールを手のひらに乗せた状態で、止まったままレイアップの手の練習
  • ドリブルなしでレイアップシュートまで(自分でボールを持った状態から)
  • パスをもらって、レイアップシュートまで
  • パスをもらって、ドリブルしてレイアップシュートまで
  • パスキャッチから、ドリブルありのレイアップシュート
  • などなど・・・

練習を分解して、細分化しようとすればいくらでも細分化出来ると思います。
この細分化の意図は、そのプレイヤーはその練習のどの段階で苦労しているのか?
をコーチが把握して、そのプレイヤーorチームの課題を克服するために細分化します。

そもそもステップがうまく踏めないのであれば、ボールなしでやってみる。
ボールなしでステップ踏めるなら、ボールを持った状態からステップを踏んでみる。
次はドリブルから始めてみる・・・など段階を踏ませます。

出来てないところにフォーカスをあてると、プレイヤーもどこを意識するかがわかり練習の意図がくみ取れ濃い内容の練習になります。

 

レイアップを例に挙げましたが、ゲーム形式の練習でもドリブルなしとか回数制限したりとかされていると思います。

ドリブルなしにすると、オフボールスクリーンが増えたり、動き出してパスをもらう動きが増えると思います。。

その状況を意図的にコーチが作り、解説や意図を伝えるとプレイヤーとコーチとの間に信頼関係が生まれ成果のある練習になります。
そこを意図的にでなく、偶発的になると成果が出ません。

練習メニューを組み立てる時のコーチの役割

  • 年間練習スケジュールと目標・目的を立てる
  • 4半期ごとの練習スケジュールと目標・目的を落とし込む
  • 月間練習スケジュールと目標・目的を落とし込む
  • 週間・日の練習スケジュールと目標・目的を立てる
  • 日々のルーチンワークな練習を見つめなおす事が大事
  • その練習のポイントにフォーカスをあてる
  • チームやプレイヤーの、成長課題を細分化し分析する
  • 分析をもとに、練習のフォーカスポイントを決める

日本のバスケットボール界の為に、日々コーチも勉強し研鑽していく必要性があります。
一緒に学び日本のバスケットボールを高めていきましょう!!

 

 

 

 

 

 

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